投資知識ゼロからの5万円株式投資

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株式分割とは?株取引初心者が語る【メリット/デメリット】

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皆様こんにちは。

お元気ですが?私は元気です。

 

先日、【株式併合】とはなに?を株取引初心者目線で書きました。が、非常にわかりずらいですね。読みかえしてなにがなんだか書いている本人もちんぷんかんぷんでした!!

 5manyendekabu.hateblo.jp

 

今回は懲りずに【株式分割】について書いてみたいと思います。例のごとく、内容に誤り等あれば、修正加筆を行っていきます。

 

 


株式分割とはなに?

 

簡潔に言うと「株価が定められた分割比率によって、分割し、分割した比率分株数を増やす」ということです。株式併合の逆パターンです。

 

例えば、1:2の分割比率の場合、1株100円、100株を権利確定日まで保有していたら、1株の価額は50円、保有株数は2倍の200株になる、ということです。

 

分割前より株価は2分の1になりますが、株数は2倍になるので、株主の所有資産に変化はありません。

 

株式併合は株主総会の特別決議が必要で、株主分割に関しては、取締役会の決議(当該企業が設置している場合)若しくは株主総会の普通決議で決定されます。一般認識として、株主への影響度合いは

 

株式併合>株式分割

 

で、株式分割はポジティブな印象が強く故に特別決議を必要としません。

 

この辺を押さえておくことで、株主分割と株式併合のおかれている立ち位置を伺い知る事ができるかと思います。

 

メリット

 

・株価が下がり、株数が増える事で、市場が活性化し、買いやすくなる。

 

株式分割を行う企業は一般的に株価が高めです。株式を分割する事で株価が割安になり、そして発行済み株数も増えるので、今まで買いたかった投資家にとって買うチャンスが増える事になります。

 

分割を行う企業次第ですが、マリオでお馴染みの7974 任天堂の株価は10/7現在で 1株40,470円です。単元は100株なので、手数料含めて最低でも400万円弱の購入代金を用意する必要が有ります。

 

私のように安月給でひいひい言いながら毎日を暮らしている一般市民には資産と言えど気軽に出せる値段ではありません。

 

それが例えば1:5で分割するよーとなった場合、1株は8,094円になり、最低購入価格は809,400円と100万円以下で購入できるようになります。そして、株式は分割している為、市場にある発行済み株式も5倍に増えます。発行済み株数が増えるということはそれだけ、買えるチャンスも増えます。

 

行列ができる超有名なラーメン屋がファンの希望に応えるため、一日限定50杯を100杯にします!と案内したとします。そうなれば、今まで並んで食べたくても食べられなかったラーメン愛好家達が、追加50杯にありつく為に更に行列を作る、そんなイメージです。

 

前提として、人気であることが重要で、流通量が増え「希少性」が無くなれば、「ありがたみ」が無くなり、客足が伸びなくなる可能性もあるからです。

 

限定数を増やしてもなお、そのラーメンの魅力が勝り需要>供給の状態になる、株で言えば、優良企業が株式分割する、それをチャンスだと思い、買いたい投資家がさらに増え、市場が活性化すれば、株価は再度上がっていく、そんなイメージです。いや、なんか違うような。。

 

その点、任天堂は企業体質も優れ、業績も良く安定企業と呼び声の高い企業の為、その企業の株価が下がり、発行済み株数も増えることで、今まで買えなかった投資家が増えた株に飛びつき、結果当該銘柄の取引が活性化することになると思われます。

 

株式併合と同様に、分割する企業の業績やイメージ次第なところもあるので、見極めが肝心だと思います。

 

株式分割前のホルダーが得をする可能性がある。

 

上述したメリットのお陰で、取引は活性化し、売買は活発になります。その結果、株価は元の水準まで戻そうという値動きになる事があります。


株式併合とは異なり、株式分割を行う企業は、株価を上げるポテンシャルをもつ銘柄が多い為です。

 

仮に1:5で株式分割し、元の株価迄値を戻し、分割前のホルダーは売却を行っていない場合、株数が分割前と比べ株数は5倍、故に資産も5倍に増えます。

 

1株 10,000円 100株保有の株(時価評価額100万円)が1:5で分割し、値を元に戻した場合、

 

1株2,000円 500株に分割後、株価がじわじわ上がり、ついに10,000円まで上昇。その間500株を保有し続けたと仮定すると

1株10,000円 500株と、時価評価額が5倍の 500万円になります。

 

株式分割を行った全ての株に同じ事が言えるわけでは無いですが、個人の経験で、以前勤めていた企業の株価が高く、市場の活性化を狙って株式分割を行った結果、好業績に相まって需要が高まり株価が上がっていきついには元の株価を超えました。当該銘柄を積み立て購入していた為、資産が数倍になりホクホクしました。

 

こういったポジティブな背景もあるためか、株式分割が発表される、権利確定日前日の分割前に株を保有しようとするタイミングで株価が上がる事があります。

 

なぜ権利確定日前日かというと、分割の権利を得るためには、企業が定めた権利確定日までに、株を保有しておく必要が有る為です。滑り込みでその権利を得ようよと投資家たちが買い注文を行い株価が上昇する、というわけです。

 

・配当がある銘柄の場合、分割前より配当金を多くもらえる可能性がある。

 

分割後配当金を据え置きする企業も多く、保有株数が増え配当金は据え置きした場合、分割前より配当金が多く貰える事を意味します。

 

さらに配当金を増やす(増配)する企業もあり、状況によっては分割前から保有するホルダーにとってメリットになります。株式分割が発表された際に、配当金についても併せて確認する事をお勧めします。

 

株式分割することで売却の選択肢が生まれる

 

例えば保有している株が100株しかない等保有株が少ない場合、その株を保有するか売却するかは結構悩みどころかと思います。株式が分割されることで、保有株式も増えます。そうすると「一部を売却して他の銘柄に投資する」等、当該株を保有しつつ、別銘柄への投資の選択肢も増やすことが出来ます。

 

デメリット

 

・企業側にとって、株主が増えるため、管理費用等コスト増に繋がる。

 

株式併合とは逆のパターンです。併合は株主を減らすことでのコスト削減を期待しますが、併合する場合は、株主の分母が増えるためコスト増は避けられません。

 

投資家側にデメリットと呼べる物は私個人として思い浮かびませんでした。但し、分割を行う企業によっては併合に比べ、リスクは少ないにしても株価は下がる事がある、ということは認識すべきだと思います。

 

まとめ

 

・株式併合に比べて株式分割はポジティブなイメージ。

 

・取引が活性化する事で、需要が高まり株価が再上昇する可能性がある。

 

・その銘柄を所有していたホルダー(投資家)にメリットが多い。

 

・配当金の出る銘柄の場合、減/据え置き/増配なのか、動向に注意する。

 

ボロ株ホルダーには関係のない話かもしれませんが、ゆくゆくはそういう銘柄も扱えることを期待して書き残します。

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