投資知識ゼロからの5万円株式投資

投資知識ゼロからの5万円株式投資

投資知識ゼロ人間がブログ広告収入の力を借りながらコツコツ頑張る雑記ブログです。

【初心者向け】オークションフリマサイトで中古の高級時計を買うのは危険なのか【チェックすべきポイント】

にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ

f:id:sucasamicasa:20200716180023j:plain

皆様こんにちは

 

前回誰が読むのか分からないボリュームで時計のよもやま話を書きました。

 

5manyendekabu.hateblo.jp

 

 

この記事を読んで頂いている方は

 

1.高級ブランド時計に興味がある

2.かつ中古で時計を買ってみたい

3.深海の如く深い慈悲の心で読んで頂いている

 

ほぼ3に当てはまる方が多いと思いますが、読者様へは非常に迷惑な話ですが継続は力なり!と思い続編をなんとなく書いてみたいと思います。

 

 

 

何を書くのか?

 

 

今まで中古高級ブランド時計を10数本購入してきたブログ主が、オークションサイトやフリマサイトで時計を買う際に、どんな点を知っておく必要があるのか、を中心に書いていきたいと思います。次ぐらいでどんな時計が買えるのか、初心者に勧めたいブランドやモデルを価格帯別で書いていき、最終的にブログ主が今回購入した時計について書きたいと思います。引っ張ります。

 

結論として

 

時計に限らずネットで物を買う事はそもそもギャンブルに近い行為だと理解すべき、という事です。

 

実際に手に取って見られない物を限られた写真や、記載事項で全てを把握する事は不可能です。そして出品者は一部を除き業者でもないのでアフターサービスも皆無です。輸送時の破損等トラブルが起きようものなら、原則出品者と交渉になる為半端なく手間です。

 

あと出品者も高額商品はすり替えを防ぐという名目で返品を断っている事が多いので、イメージと違う等が理由で返品は受け付けてもらえないからです。

 

時計も同様です。同じモデルの時計であっても使用状況による経年変化やメンテナンス状態によって同じ状態のものは一つとして無いわけですから。

 

よって、単純に新品より値段が安いからという理由だけ(予算があると思うので値段も大事ですが)で中古高級ブランド時計を選ぶのはお勧めできません。新品では手に入らない時計を探すのであればまだしも、トータルで見ると値段は張りますが素直に新品を買った方が良かった、となるパターンも少なくないです。

 

言っても自分の予算では買えない、というのであれば、、、予算をアップさせるかとりあえず現時点では諦めた方が賢明だと思います。若しくは〇〇回まで無金利のローン等で分割払いもできますので、検討もありかと思いますが。。。お勧めしたくはないです。

 

ギャンブル性を極力減らすために必要な点

 

知識を得る事

 

蛇足ですが、先日ブログ主はフリマサイトでヴィンテージジャパンメイドのエレキギターを買いました。そのギターは買ったものの、直ぐに挫折してしまい長期間放置していたような感じで、商品記載内容もギターに詳しくない・よく分からないと書いてあり、型式含むスペック全て記載がありませんでした。

 

詳しくないと嘯いてジャンク品を売りつける悪徳出品者もいるので鵜呑みにはできませんが。。

ただ写真見る限り外見の状態は極めてよく、相場の6割ぐらいの値入れでお得な商品でした。

 

音出しはOKとは書いていましたが、記載内容から判断してブログ主的にはおそらくピックアップの一部に不具合があるかも、と思い、その点だけ確認したうえで購入する事としました。場合によっては格安かつリフィニッシュされていないレアカラーのボディだったのでパーツ取りにすればいいかなとも考えていたからです。

 

そして、要点だけを聞いて、納得感を得たうえで落札しました。

 

結果、見た目は写真通りでしたが、商品説明にはネックに反りは見られない、音出しOKとの記載はありましたが、ネックは逆反りしており、ローポジションで音が少しビビっていました(ピッキングしたら弦がフレットに干渉してビリビリ音がする)。そしてボリュームに若干のガリ音と、アース線が外れており、アンプを通すとノイズがのってしまう、そして一番の問題はセンターのピックアップが死んでいていくらスイッチを切り替えても音が鳴りませんでした。これはジャンク、と注記すべき内容のギターでした。

 

ギターの中身、キャビティを開けてみてみると、ピックアップそのものは問題無くポットが通電していませんでした。長期保管していたので経年劣化していたものと思われます。

確認の結果、ネックをトラスロッド+弦高調整し、ガリ音については接点復活剤を塗布し一時処置を行い、死んでるポットは別にネットで購入しアース線と併せて配線をはんだ付けにて結線し直しました。結果、無事音が復活しました。

 

当然ですが、買う前にジャンクである事を理解した上で購入している為、出品者へはクレームを上げていませんしこちらの問いに誠実に回答頂けた良い出品者だったと思います。

 

相手が騙す意図がないのであれば、確認していない、知らなかったは通用しない、落札者の自己責任だとブログ主は思って購入しています。

 

ジャンク扱いのギターであれば、例えば部品取り用のピックアップが生きていればOKとする、等自分の要件を満たしていれば全ての確認項目をクリアしている必要は無いですが、二桁万円を超える高額ギターを購入するとなると、クリアになるチェック項目要件は多ければ多いほど安心できます。

 

試奏もできないという事は肝心な音もYouTube等で型式を検索して聴くぐらいしかできません。当然ネックの握り心地も確認できない。表記されている以外に傷や打痕もあるかもしれない。。

 

 

 

・・・・・・急にお前は何を言っているんだ、時計の話はどこへいったんだよ、って感じですが、何がいいたいかというと、予備知識があるなしでは地雷を踏む確率も納得感も変わってくるというわけです。高級ブランド時計も同様で、上述のギターのような問題が発生していることに気が付かず購入して、こんなつもりじゃなかった、やっぱり新品にしておけばよかった、となる可能性は十分有り得るということです。

 

万一不具合があってもギターの構造は単純なので、ある程度の知識と道具があれば自身でリペアはできます。が、時計はそうはいきません。購入した後に、あれが無いここがおかしい、修理が必要になった、等揉め事にならないようにすべきですし、できればそんな事は非常に労力が掛かるので避けたいです。よって、ある程度の知識を得たうえネットで購入すべきです。

 

相場を知っておくこと

 

 

ここではできるだけ安く買う方法等そういう事にフォーカスしているわけではありません。同じモデルでも千差万別な状態の時計に対し、比較して高い安いと言うのはナンセンスだからです。

 

ここでチェックしておくことは、

 

新品時の相場(並行輸入品)よりかなり安い、かつ中古相場よりも安い時計は何か理由があって相場より安い可能性があると考えて避ける、若しくは安い理由を必ず確認して納得できるものであれば購入すべき、ということです。

 

並行輸入品とは:本物であるが正規代理店を通じて仕入れを行っていない、現地買い付けや独自の仕入れルートで輸入された製品のこと。よって正規店で購入はされていない

 

安い理由

 

安さには理由があると思います。例えば・・・

 

・直ぐにOHが必要(購入後OHをしていない)

・もらいものでよく分からない(偽物の可能性が高く危険)

・修理歴がある(正規店で修理しているのであれば本物保証にはなりますが)

・動作未確認(電池切れ/動かない。OHすれば動くと決めつけているような文言)

・本体部品の欠品/破損(ブレスが切れている、サファイヤガラスに傷が入っている、リュウズが取れている、空回りする、逆回転防止ベゼルなのに逆回転する等)

・付属品が無い(ギャランティカードやコマ等)

・インデントや夜光の蛍光塗料が腐食して光らない 等々。。

 

中にはそもそも不人気シリーズで安い、出品者が相場が分からない、金策の為早く手放したい等で本当のお買い得品がある場合もありますが、そういった品は目利きのできる方が直ぐに買ってしまいます。よって市場に流通している中古高級時計はほぼ何らかの理由があって安い値入れがされています。

 

相場観は個々の時計にもよるので、かなり、という価格の幅は曖昧にはなります。よってメルカリ、Pay Payフリマ、ラクマヤフオクYahoo!ショッピング楽天市場等ざっと見て過去の落札価格や現在の出品価格等でこの時計は大体これぐらい、という感覚を養ってから安いか/高いかで判断すれば良いと思います。これを調べるだけで結構大変だと思います。

 

蛇足ですが、よく○○では何円だった、等市場の相場を持ち出して値切ろうとする意味不明な方がいますが、出品者の心証は良くなるどころかそんなこと余計なお世話であって【だったら比較対象品を買えばよいでしょう】としか言いようがないと思うので止めた方が良いと思います。

 

ググる癖を身に着けておくこと

 

今ではネットで大抵の情報は得られます。例えば時計でも質問に【自動巻きですか?】とか【ケースサイズを教えてください】等問い合わせを見かけますが、そもそも商品説明に書いてあったり、文字盤を見れば自動巻きかクオーツ式か記載されているモデルなのに確認してしまう等見受けられます。

 

よく分からない物に高いお金を払って買う事はリスクしかないので、自分で調べられない、分からないのであればその時計は中古で買うべきではないと思います。

 

出品者によってはRef番号を書いてあることがあるので、その番号をGoogle先生に聞けば大抵の情報は得る事ができます。

 

Ref番号:Reference Number, 型番。

 

ブレスのたるみ具合、バックルのサイズ調整穴の傷等気が付きにくい場所の傷やオーバーホール歴等、中古特有の情報を知りたい、不足しているのであれば当然聞くべきですが、時計の基本的な部分やその型式の特徴等分からないまま購入することは非常に危険です。偽物を掴む可能性だって出てきます。素直に新品を買った方が賢い選択だと思います。

 

即買いしない

 

 

週末価格!や相場より安い!等謳い文句に釣られて購入を急いでしまう。そういうことも有ると思いますが、重要なのは金額ではありません。色々調べてずっとウォッチしていて後は予算だけ、、と言う状態で有ればすぐにでも買いですが、中古高級時計は毎日続々と出品されているのでチャンスは沢山あります。多少難があってもリペアして使いたい!等レアな時計でない限りは、自分の譲れない条件に満たさない時計は購入は見送るべきです。繰り返しますが値段を最優先で選ぶことは危険です。

 

縁が無かった、とあきらめて次を探せばいいと思います。

 

 

購入の際、個人的に気を付けている事

 

では実際に高級ブランド時計を購入する際の確認事項について書いてみたいと思います。

 

ギャランティカードが付いているもの(出自がはっきりしていること)

 

但し、ヴィンテージ/アンティークウォッチの場合は付いていない物が殆どです。よってモデルがはっきりしていればギャランティカードの有無はあまり考慮していません(古い年代の安価な時計のパチ物を作るメリットがない)

 

真贋の確認ができる(中にはパチモンでもギャランティカードはついていますが)というだけでなく、出自を証明できるものがあるだけでもし手放すときに落札率やリセールバリューが変わります。

 

個人的には、付属品を大切にしている方は時計も大切に使っているイメージがあります。

 

化粧箱等の不足品があること

 

ブランドによって千差万別ですがケースだけでも1万円近くで中古市場で流通している為、ついている/いないは結構重要です。またリセールの時に化粧箱がある事はリセールバリューのアップに繋がります。

 

ブレスの予備駒がついている

 

腕周りが合わない場合、予備ゴマを使ってブレスを延長させることができます。予備コマは本来付属していますが、無い場合(既に使用している)もあります。別にコマを買うと割高になってしまいますし、モデルによっては入手できない可能性もある為確認は必要です。

 

ブレスのバックルは破損していないか、緩くなっていないか

 

時計を留める部分ですが、メンテナンスせず長期間使っていると甘くなったりします。調整で対応できればいいですが、ブレス交換になってしまうと時計によってはそれなりの時計が買えてしまう額が必要になるので、確認は必要です。

 

非純正品を使っていない

 

例えば、文字盤を全く別もものに書き換えている=リダン、時計のケースを入れ替えたもの=リケースはNGと考えた方が良いです。正規店はおろか普通の時計屋さんでもリペアを断られる可能性が出てくるためです。革ブレスに関しては、丁寧に使っても劣化してしまうものなので止む無しですが、尾錠は純正品であるか確認はしておくべきだと思います。

 

尾錠(びじょう)とは:時計の留め具部分のこと

 

カルティエマストタンクやアンティークオメガの尾錠は独特で気品を感じるデザインなのでこれを汎用品のDバックルに変えられてしまうのは個人的にかなりマイナスポイントです。

 

f:id:sucasamicasa:20200728182703p:plain

カルティエ

f:id:sucasamicasa:20200728182732p:plain

オメガ

 

プラスチック風防は避ける

 

 

個人的にはプラ風防は袖に当たるだけで傷がついてしまうレベルでメンテナンスが大変だったので、避けています。アンティークウォッチでは割とプラ風防が多いので確認すべきです。プラ風防をあえて好む方もいらっしゃるので、個人的な主観で判断しています。交換費用がガラス風防に比べて安価なのでメリットもあるにはあるのですが。。

 

ガラス風防に傷があるものは避ける

 

高級時計にはサファイヤガラス(サファイヤクリスタル)が使用されている事が一般的ですが、傷がついてしまうと、研磨などのリペアはできず交換が必要になります。交換費用は安くとも2,3万円は見積もっておくべき高価なものなので、最初から傷がついている物は避けるべきです。

 

風防に曇りや文字盤内に腐食があるものは避ける

 

パッキンが劣化していて防水機能が損なわれている、それによりムーブメントまで腐食が進んでいる、劣化している可能性がある為です。

 

 

懐中時計のリケース+文字盤がリダンされている

 

アンティークウォッチと名を打っている製品に多いです。そんな怪しさプンプンの物は絶対に買ってはいけません。そもそも型式が不明な物を買うことは偽物である可能性がある為危険です。

 

ムーブメントは自動巻き・手巻きは避け、クオーツ式を選ぶ。

 

前回の記事でムーブメントの違いは書きましたが、1本目の高級時計はクオーツ式が無難なんじゃないかなと思います。お好みに合わせて検討すればいいともいます。

 

クオーツ式であっても電池切れは避ける

 

動作未確認品を格安で出品している事がありますが、電池を入れっぱなしにしておくと、御存じの通り液漏れが発生します。結果内部が腐食、破損している可能性がある為避けるべきです。どうしてもその時計がいいという場合は電池交換代を上乗せしてでも電池交換してもらい動作する事を確認して購入すべきです。

 

OH(オーバーホール)歴を確認する

 

 

中には10数年前に買って1度もオーバーホールを行っていない、というめちゃくちゃ頑張ってる自動巻きの時計も見かけます。直近3年から長くとも5年以上オーバーホールを行っていない自動巻き/手巻き式の時計は避けた方が無難です。出品者も敢えてお金が掛かるオーバーホールのタイミングを見計らって出品している事が多いのですが。。

 

長期間OHしていない時計のオーナーになっていざOHするとなった際に予想外の出費が発生する、若しくは修理できないという事態になりかねないので、OH歴が明確でない自動巻き/手巻き式の時計は確認すべきです。

 

防水検査を行っているか

 

日常で水に触れる機会が少ない方はそこまで気にしなくても良いと思いますが、夏場でも時計を着ける、サーフィンやダイビング、水を触れる機会が多い方は、防水検査を行っているか確認したほうが無難です。水密性を保つ内部のパッキンは消耗品ですし、電池交換や/OHのタイミングでパッキンを痛めてしまう事も考えられるので、頭の片隅に入れておくべきです。3気圧防水のダイバーズウォッチに水が入るとか笑えない事態になりかねないので。。

 

防水検査やパッキンの交換はオーバーホールに比べて安ければ1万円もしないので、購入後に自身でお願いする事も有りだと思います。

 

傷に関しては時計のフェイス周り以外は目をつぶる。

 

 

通常使いしていればバックルやブレスは物への接触頻度が高いので細かい傷が付いてしまいます。

 

その傷を隠すためにヘアライン仕上げ(つや消し)と鏡面仕上げ(ピカピカ)されている部分を無理やり研磨して立体感が損なわれたピカッピカの時計がたまに見られますが、変に手を加えられるくらいなら、時計の顔部分以外の傷は目をつぶり、気になるようであれば購入後に職人の方に新品仕上げで研磨してもらえばいい、くらいで考えればよいかと思います。当然傷が無い個体が良いに越したことないですが。。

 

  

これらの事を気にしながら不足している情報は出品者に可能な限り確認して納得した上で購入することをお勧めします。その辺の消耗品とは異なり高い買い物なので双方納得して取引を行うべきと出品者も理解しているので気になる点は確認すべきです。

 

長くなってしまいました。次の記事ではメルカリやヤフオク等のフリマ/オークションサイトではどんな時計が買えるのか、また初心者に勧めたいブランドやモデルを価格帯別で書いていきたいと思います。

 

初めてメルカリを登録される方、招待コードを入力頂いたら500円分のポイントがもらえます。良ければ登録お願い致します。

 

500円分ポイントプレゼント招待コード:KAACDQ

 

イモトのWiFi