投資知識ゼロからの5万円株式投資

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マスクはいつから買えるようになるのか?色々調べてみると絶望的な状況が見えてきた

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2/21追記:政府や業界から段々と具体的なマスク供給に関する今後展望についてニュースもちらほら出て気ましたが、大方本記事の予想通りの結果となっています。追記として、マスクをより確実に手に入れる方法を考察してみました。

 

3/4追記:政府がついに重い腰を上げたようで、転売ヤーは3月14日以降減っていくものと思われます。が、生産量が追い付かない以上は一般消費者へ行き届くのは先の話になりそうです。

 

5manyendekabu.hateblo.jp

 

皆様こんにちは

 


先日WHOが新型コロナウイルスの呼称を「COVID-19」にすると発表したようです。巷では武漢肺炎にしろとか発生源に因んだ名前にしろとの声もありますが、差別を助長するような呼び名は配慮する必要がある、との機関の談です。が、何とも呼びづらいので、本記事は(新型)コロナウイルスと書く事にします。

 

headlines.yahoo.co.jp



昨今の新型コロナウイルスの影響により、マスクや除菌関連製品が欠品しています。地方住まいのブログ主ですが、近辺で見かけたのはコンビニに売っている袋入りタイプかダイソーのマスクぐらいで(それも品出し後数分で完売)、マスクを見かけたことがありません。

コロナウイルスだけでは無くインフルエンザも心配(一家予防接種は受けていますが)。加えて我が家では夫婦共々花粉症持ちの為、マスクが手に入らないのはかなり厳しいです。

 

果たしてこの状態はいつまで続くのか、個人的な意見になりますがつらつらと書いてみたいと思います。

 

 

そもそも日本に流通するマスクは中国製

 

 

ユニ・チャーム興和等、日本でマスクを生産している企業もあり現在24時間体制で生産を頑張って頂いていますが、そもそも日本に流通しているマスクの8割近くは輸入マスク、それも中国で製造されています。



参照:マスク生産(国内生産・輸入)数量 推移 

www.jhpia.or.jp



中国当局は中国国内で製造されているマスクは自国に充てるようお達しを出している為、日本の合弁会社等、外国資本の入っている企業以外(ここも当局の匙加減ですが)は日本を含む外国へマスクを輸出することを制限しています。資本を挟まず丸々外注しているファブレス企業にとっては大打撃です。中国はウイルスの発生源ですし、まずは自国の需要を満たす、賛否両論かもしれませんが当局の判断は致し方ないのかなと思いますが。。

よって、日本は国内で生産されているマスクに頼らざるを得ないのが現状です。

 

中国製のマスクには頼れない。

 

 

この3割のみのシェアを有していた日本産マスクを国民全員に行き渡らせるにはかなりの時間を必要とするのではと考えます。

日本国内のマスク流通量は大幅に絞られている。この前提を把握したうえで、不安を煽らず必要以上のマスクは買い控える事、これが重要だと思います。

 

 

マスクが足りない。その理由について

 

1.マスクは消耗品。

 

一般的に流通しているマスクはご存知の通り使い捨てタイプです。買い替えが必要だということになります。

箱入りで30~50枚入り、袋タイプだと3枚~10枚入をよく見かけますが、1人が1日1枚使っても単純に30枚は必要になります。もし子供がいる3人家族だとしたら、1カ月毎にに2~3箱は必要になるのではないでしょうか。現状この量を確保するのは難しいと個人的な経験から思います。

ただの風邪で有ればいざ知らず、SARSを超える未曾有のパンデミックの様相を呈している新型コロナウイルスから身を守る為には、学校や外出や仕事でマスクを付けたい、付けなくては、と思う人は少なくはないでしょう。

また周りがつけているのに自分は付けていない、というエチケット的な部分もあると思います。この時期マスクも付けずせき込む方を見ると一抹の不安を抱きます。

こういった背景では1カ月分のマスクを確保しなければ(なんなら数カ月先まで)、という感情が湧いてもおかしくはないと推察します。

 

 

2.日本国内生産量の絶対数が需要に対して追い付いていない

 



中にはマスクを付けない方もいるし、毎日つけない、という人もいるでしょうが、一人30枚は必要と仮定します。

日本衛生材料工業連合会の統計資料を参考にすると、2018年の段階で日本国内製マスクの年間生産量は11億枚とのことです(海外生産マスクは44億枚)。

現在、国内メーカーが生産ペースを24時間の3交代制に上げているので、約3倍の生産量が見込めると考えても製造シーズン等条件を省きどんぶり勘定にはなりますが、月あたり3,000万枚以上は増産していると前提に置きます。

一方で、既存のマスク在庫(国内)数量については2018年で8億7千枚で、ピークの年で15億枚ありました。最も在庫量が少ない年で2011年の4億枚は在庫として確保していた、ということを意味しています。

日本の総人口は1億2709 万4745 人(平成27 年10 月1日現在)となっており、その中で、乳幼児(0~2歳)は200万人程度ですが現実的に乳幼児にマスクを付けることは難しいと考えて、マスク着用世代から除外しても、1カ月間37億枚必要になります。

国民の半数はマスクをしない、と考えても19億枚です。

さらに着用者を絞り5人に1人がマスクをすると考えても、7億枚必要になります。

国内生産量に対して需要が全然足りていない、というか例年通り海外(中国)マスクをガンガン輸入させても、1月の生産量は1億枚にも満たないので、国民全員に1枚ですらも行き渡らせることすらできません。

しかしながら、そもそもマスク在庫は4億枚から15億枚あったはずです(昨年の統計が無いので憶測ですが)。国内在庫を消費し需要を満たしつつ、増産して安定供給を行っていけば、本来であればマスクが足りない、という事態にはならないはずです。しかし現実を見るとマスクの供給不足が発生しています。なぜでしょうか?(すっとぼけ)

参照:総務省統計局 平成27年国勢調査

www.stat.go.jp

 

3.中国国内の生産量も追いついていない

 

 

ネット情報でソースは乏しいですが、中国の最大生産量は一日あたり約2千万枚以上に上る、との記載が一般的です。月度ベースで換算すれば、60億枚です。とてつもない量です。

j.people.com.cn



他方で中国の人口は14億人とも言われています。中国ではマスク未着用での外出は場合によっては拘束される可能性がある為、着用が必要な状況です。よって日本以上にマスクは必需品となります。

マスクの備蓄量は勘定に入れていませんが、1カ月30枚の確保が14億人に必要と考えると、、、書くまでも無く全然足りません。



参照:

www.mofa.go.jp

 

 

4.自分が使う以外の用途で購入している人がいる

 

そもそも日本国内のマスク在庫量は1カ月程度であれば国民に行き渡る分のあった(はず)。しかし現実は1月末には供給不足で店からマスクが消えました。

国内のマスクメーカーが24時間体制で生産を急いでいますが、国内製のマスクは国民の絶対数に対し供給不足。そしてお隣の国中国も足りていない。さらに問題に拍車をかけるのは、御存じ



転売ヤー

 

の存在です。

 

国という垣根を超えたネットオークションでマスクが国内に流出している

 

今起こっている現状を知るべく、メルカリやヤフオクを見てみました。そこでマスクを扱うオークションの質問欄を見ると、出品者の良心を疑うような訴えかけ&罵声もある一方で、同時に業者のような方からの問い合わせも見受けられます。

推測ですが、これら業者はクライアントから依頼を受けた輸出代行業者なのだと思われます。マスクごときでここまでするのか、と驚きを隠せません。

春節も終わり、日本国内の中国人旅行者の数は減った為、実店舗での買い占めは減りましたが、今度は輸入代行業者を介して、中国本土から、日本のオークションでマスクを購入して中国本国へ発送しているのだと思われます。恐らくですが、日本国内の在庫は春節による中国人観光客の買い占め&オークションで大部分は国外へ流失していると考えられます。何てったて中国国民は15億人いますから、いくつあってもマスクは足りません。数の暴力です。

 

 

事実、中国宛のEMS(国際郵便)の遅延が発生しています。

 

航空機の確保の問題もあるかとは思いますが、以下のお知らせを日本郵便が出しています。

 

 1月27日(月)以降、国際郵便物(特に、中国、香港およびマカオ宛て)のお引受けが急増したことから、外国宛て郵便物のお引受けから航空会社への引渡しまでの、郵便局における処理に大幅な遅れ(1週間以上)が発生しております。
また、航空会社からの情報では、中国向け航空機の運休等により搭載までに相当の時間がかかっているとのことです。

 

 

www.post.japanpost.jp

オークション品を出品している多くは所謂転売ヤーが占めている。

 

転売ヤーの倫理観を議論するのはトピックからずれるので別枠で書きたいと思いますが、ただでさえ日本国内のマスク供給状況は間に合っていないのに

 

買い占め(販売規制があるので、買い集め回っている?)

流通価格より高値で出品

オークション代行業者が落札

業者が海外の顧客へ発送

と国外へ次々に流出している為、このサイクルが終わらない限り、例えメーカーが増産体制を敷いてマスク製造を頑張っても品薄状況は続くと思われます。

 

この状況を打破する方法はあるのか?

 

 

①中国のマスク供給が整う
②ワクチンの完成&接種
③終息宣言
④中国からのマスク需要が無くなり価値が下がる事で転売のうまみが無くなる(終わる)

①については人口の分母を考えると現実的に難しいとは思いますが、上記の条件が整わない限りは、需要は続き、転売は無くないのでは、と思います。

 

 

マスクの品薄問題は来週には収束する?

 

 

2月12日時点で政府がマスク不足の解消を高らかに宣言しております。

headlines.yahoo.co.jp

 

冒頭では月の生産量は3,000枚と試算していましたが、企業努力のお陰で予想を上回る週間1億枚のペースで生産できるとのことです。月度4億枚のペースなので解消はできそうな気はします。

 

しかし、この1億枚は医療機関も含まれるでしょうし、月に消費するマスクの量は5人に1人が毎日使うことを想定しても7億枚は必要と試算しました。

 

加えて転売ヤーの存在もあります。今もなお、1個人が数千、数万枚単位でオークションにて取引がある以上、1億枚という枚数は心もとないです。どんどん中国へ流出してます。


中国がワクチンを接種しもう大丈夫、収束した。と言うまでは中国国内のマスク需要は減らないといえると思います。マスク無しで外出が出来ない地域がある以上、マスクは無くてはならない存在です。よって、中国14億人の需要が満たされない限り、日本のオークションの取引は続きますし、マスク転売も減らないと考えます。

 

 

SARSは発生から収束迄半年以上を要しています。

 

前例を倣うと半年以上は掛かるかもしれません。そう考えるとあと数カ月はこの状態が続くのでは、と推測します。

 

他方で、ワクチンの開発まで1年以上は要する、という算出も目にします。

headlines.yahoo.co.jp


試算にしかなりませんが、マスクの供給が安定するまであと数か月は覚悟しておく必要があると思います。極東のみの局所的な問題ならいざ知らず、世界的なパンデミックの様相を呈している為です。

 

3/4追記:政府も具体的に転売対策に乗り出したようで一安心です。

www.bcnretail.com


3月14日以降は緩やかに入荷されていくものと思われますが、下記のような政府による緊急措置法に基づき感染が拡大している地域に優先して流通するなど、地域による偏りはあると思われます。また、昨今のトイレットペーパーのように疑心暗鬼から転売目的ではない必要以上の買占めはあるのでは、と予想されます。

 

政府は来週にもマスクの転売を禁止する方針だが、緊急措置法の26条を適用し、懲役5年以下、または、300万円以下の罰金を科すことを検討している

 

www.fnn.jp

 

 

メーカーが増産体制が整えば、問題が解決する、というのは楽観的?

 

 

上述の通り、生産数が普段使に必要な絶対数すら間に合っていないので国内製造品だけでは賄いきれないのが現状です。また、市場に流通しても転売での買い占めがある為、増産すれば解決するとは言い難いです。

増産についても生産ラインを拡大することは現実的では無く、やはりマンパワーでカバーするほか無いので、生産スピードに際し、これ以上の劇的な変化は望めないかと思います。

 

3月4日追記:緊急措置法の26条が適用されればマスクや除菌スプレーをはじめとする衛生用品の転売が厳罰化される可能性も大きく、いよいよもって転売ヤーは封じ込められるのではないでしょうか。 

 

マスク以外の防護策を講じる

 

マスクと同じく除菌スプレーも品薄状態にありますが、除菌ハンドソープは現状流通量が確保されているようです。手洗いはウイルス対策で効果的な為、確保しておく必要はあると思います。

 

またダイソーなんかでは花粉対策メガネという目をゴーグルのように覆えるメガネもあります。目から感染するとの情報もあるので、目を保護することは有効な手かもしれません。我が家も最悪の事態に備えて家族分を購入しました。子供用もあるので便利です。

 

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上子供用・下大人用

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目を覆う構造。これで100円!



ブログ主は専門家ではないですが、汚れた手で目を掻く、口に手を当てる事による感染を防ぐ為やはり手洗いは重要だと思われます。

 

いくらマスクをつけていても、ウイルスの付いたマスクの表面を触ったり、手にウイルスが付いている状態で顔を触ってしまえばマスクだけでは防げないと思います。

因みに、品薄傾向にある除菌スプレーですが神戸物産が展開する業務スーパーにはパストリーゼと成分が殆ど同じ、【アルコール78】なる食品にかけても無害な除菌スプレーが1リットル500円程度で安価に販売されています。

 

saitocorp.amebaownd.com



我が家では、これも欠品するだろうな、と思いマスクが欠品してきた1月末に早めに買いそろえました。

 

主に車のハンドル、ドアノブやテーブル、マスク、洋服等こまめに吹きかけ除菌を徹底させています。外出先でも子供がトイレに行きたがるので除菌スプレーは携行します。
(どうやら広告を打ったようで、先週末より欠品が目立つようになりました)

マスクは安心感がありあるに越したことは無いですが、まだまだ探せばウイルス対策ができる製品はあるので、マスクに固執せず、先手を打って自衛を行っていくべきだと思います。


まとめ

 

 

・日本製マスクのシェアは2割程度。8割は Made in Chinaのマスク。
・日本製マスクを増産体制、ても1カ月分の需要を確保できるか不透明。
・中国も同様にマスクの品不足が続いている。
・オークションサイトで日本国内のマスクが転売により中国へ流出している。
・中国からの需要が減らない限りは日本国内の流通の安定化は難しい。
・マスク以外の自衛策も必要(先手を打つ)
・政府が具体的な転売対策を進めているため、3月14日以降に緩やかにマスクは流通するものと予想されます。

 

政府の声明通り来週にはマスクの流通体制が整うことを願っています。

イモトのWiFi