2019年ボジョレー・ヌーボーのキャッチコピーは?歴代のキャッチコピーからランキングを考える。
皆様こんにちは
株の話の小話に考えていたのですが、あまりに長くなってしまったので、1つの記事として書きました。
さて、情強の皆様は既に御賞味いただいているかと思いますが、待ちに待った2019年のボジョレー・ヌーヴォーが本日11月21日に解禁されました。
ボジョレーワイン委員会の発表によると、今年のワインは、天候が悪かったにもかかわらず「期待できるビンテージ」だそうです。「葡萄のフレッシュさ」に溢れ、「糖と酸がバランスよく」整い、「熟成の可能性は魅力的で、ワインも光っていくであろう」とのこと。
語彙力の百科事典かと突っ込みたくなる表現ですが結局何が言いたいのかいまいちよく分かりませんね。
因みに、ボジョレー・ヌーボーとはボジョレー地方で生産されているワインで(ボジョレー・ワイン)、その新酒(ヌーボー)の事をボジョレー・ヌーボーと呼ばれています。ボジョレー地方での新しいワインが出来たぜ!ということですね。
まあ味は置いておいて、ボジョレー・ヌーボーと言えばそのキャッチコピーも見逃せません。
誰もがあいつは四天王の中でも最弱、と思っている面々
1983年「これまでで一番強くかつ攻撃的な味」
1985年「近年にない上物」
1992年「過去2年のものよりフルーティーで、軽い」
1995年「ここ数年で一番出来が良い」
1996年「10年に1度の逸品」
1997年「まろやかで濃厚。近年まれにみるワインの出来で過去10年間でトップクラス」
1998年「例年のようにおいしく、フレッシュな口当たり」
1999年「1000年代最後の新酒ワインは近年にない出来」
2000年「今世紀最後の新酒ワインは色鮮やか、甘みがある味」
2001年「ここ10年で最もいい出来栄え」
2002年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄えで1995年以来の出来」
2003年「110年ぶりの当たり年」
2004年「香りが強く中々の出来栄え」
2005年「タフな03年とはまた違い、本来の軽さを備え、これぞ『ザ・ヌーボー』」
2006年「今も語り継がれる76年や05年に近い出来」
2007年「柔らかく果実味豊かで上質な味わい」
2008年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
2009年「過去最高と言われた05年に匹敵する50年に一度の出来」
2010年「2009年と同等の出来」
2011年「100年に1度の出来とされた03年を超す21世紀最高の出来栄え」
2012年「史上最悪の不作だが品質は良く健全。糖度と酸度のバランスが良く軽やか」
2013年「みずみずしさが感じられる素晴らしい品質」
2014年「太陽に恵まれ、グラスに注ぐとラズベリーのような香りがあふれる、果実味豊かな味わい」
2015年「過去にグレートヴィンテージと言われた2009年を思い起こさせます」
2016年「エレガントで酸味と果実味のバランスがとれた上品な味わい」
2017年「豊満で朗らか、絹のようにしなやか。しかもフレッシュで輝かしい」
2018年「しっかりとして味わい深く、同時になめらかで複雑」。「2017年、2015年、2009年と並び、珠玉のヴィンテージとして歴史に刻まれるでしょう」
2019年 有望だが、生産者のテクニックが重要な年*
(*ボジョレーワイン委員会のプレスにて。11/21現在では日本国内向けへは発表されていないようです。)
見ていて目が痛くなってきます。
結局一番評価が高いのはどの年なのか。
過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄えだけではなく?1995年以来の出来栄えなのが、2002年物のボジョレー、、、
って算数の条件整理問題かよ、ってツッコみたくなりそうなほど、非常に分かりにくいです。
このキャッチコピーについてはボージョレーワイン委員会の評価を販売側?等出所不明な各方面の方が訳したりしている為、表現が微妙に異なっている点がさらに順番づけを困難にさせています。
そんなわけで、どんなわけでって感じですが、各サイト様の力を借り、上記年代内の評価を参考に評価の高い並び替えていきたいと思います。
目次
- 第1位:2011年
- 第2位:2003年
- 第3位:2005年
- 第4位:2009年
- 第4位:2010年
- 第6位:2018年
- 第7位:2006年
- 第8位:2015年
- 第9位:2002年
- 第10位:2001年
- 第11位:1996年
- 第12位:1999年
- 第13位:1997年
- 第14位:1995年
- 第15位:1998年
- 第16位:1985年
- 判定不能(選外)
- まとめ
第1位:2011年
キャッチコピー:「100年に1度の出来とされた03年を超す21世紀最高の出来栄え」
これはもうダントツでしょう。早くも21世紀最高と称してしまう思い切りのよさ。今後21世紀中にリリースされるワイン全ては2011年のワインに比べたらその名は霞んでしまう。最強の評価です。
でもお気づきでしょうか?100年に一度の出来は2003年(2位)です。向こう100年は2003年を超えるボジョレーは現れないはず、です。早速矛盾が生じています。
おい.....見てるか谷沢....お前を超える逸材がここにいるのだ...それも....2人も同時にだ...
って正に〇ラムダンク状態です。
第2位:2003年
キャッチコピー:「110年ぶりの当たり年」
2011年から、かませ犬のような評価をうけていますが、あくまでわずかに後塵を拝しているだけ。だって110年ぶりに凄いわけですから。110年ぶりったら1909年ですよ。人間だったら普通死んでます。2位で間違いないでしょう。品評した人は一体おいくつなのですか?と突っ込むのは野暮な話です。
第3位:2005年
キャッチコピー:「タフな03年とはまた違い、本来の軽さを備え、これぞ『ザ・ヌーボー』」
タフな03年ってちょっと何言ってるのか分からないですが、本来のヌーボー=新しい、新酒ということでしょうか。表現に面白みは欠けますが、次の4位と比較するとこの位置が妥当ではないでしょうか。3位と比較されていますし。
第4位:2009年
キャッチコピー:「過去最高と言われた05年に匹敵する50年に一度の出来」
言葉遊びに段々混乱してきました。どうやら2005年(3位)が過去最高だそうですが、矛盾してませんか?
しかし、50年に一度という時系列から見ても、「110年ぶりの当たり年」と称される2003年のワインを凌駕する「100年に1度の出来とされた03年を超す21世紀最高の出来栄え」である2011年には劣るのでは、と考えました。呪文を唱えてる気がしてきました。
とにかく、50年に一度ですからね。もう50年出直してきなさいって話です。
第4位:2010年
キャッチコピー:「2009年と同等の出来」
シンプルですが、同等、という事なので2009年と同じ4位だと判断します。いいんですよ、こんな感じの評価で(なにが)
第6位:2018年
キャッチコピー:「しっかりとして味わい深く、同時になめらかで複雑」。「2017年、2015年、2009年と並び、珠玉のヴィンテージとして歴史に刻まれるでしょう」
味わい深く?同時に?なめらかで?複雑・・・・
複雑なのはその説明や!!
2017年は置いておいて、2009年と2015年は評価が高いです。
4位:2009年「過去最高と言われた05年に匹敵する50年に一度の出来」
8位:2015年「過去にグレートヴィンテージと言われた2009年を思い起こさせます」
7位の2006年は05年(3位)に近い出来、一方で、6位の2018年は05年(3位)に匹敵する09年(4位)に並ぶ、というこで、6位にしました。もはや説明しているこっちも理解不能です。
第7位:2006年
キャッチコピー:「今も語り継がれる76年や05年に近い出来」
76年のキャッチコピーを探しましたが見つかりませんでした。4位である2009年は「過去最高と言われた05年に匹敵する50年に一度の出来」と【近い】、【匹敵】のパワーバランスには悩むところですが、2009年は50年に一度でマウントをとっているので、2009年よりも若干劣ると判断しました。上位陣はやたら2005年を推しますが、05年はこのランキングでは3位です。
第8位:2015年
キャッチコピー:「過去にグレートヴィンテージと言われた2009年を思い起こさせます」
「過去最高と言われた05年に匹敵する50年に一度の出来」と評される2009年を思い起こす2015年と、2006年(7位)の近いというワードのパワーバランスを考えると、近い方が評価が高いのでは、という理由で7位です。思いはあくまでイメージ、近いは物理的部分があるので。
第9位:2002年
キャッチコピー:「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄えで1995年以来の出来」
10年というスパンを考えると、50年100年などと言っている上位陣には食い込めませんが完成度が高いと言えるのではないでしょうか。
第10位:2001年
キャッチコピー:「ここ10年で最もいい出来栄え」
10年10年いいすぎでしょ!
ここ10年という事は1991年から2001年迄の限定的な期間で最も良いと言われています。後述しますが、11位のキャッチコピーは1996年の「10年に1度の逸品」です。期間的にみても、被っています。よって最もいい出来栄えと称される2001年が1996年よりも
美味しいと判断します。
第11位:1996年
キャッチコピー:「10年に1度の逸品」
もう10年では驚かなくなってきました。
10年に1度は出てくるレベルですし、1番ではないのでここ10年で最も良い出来栄えの2001年には負けるかと。
第12位:1999年
キャチコピー:「1000年代最後の新酒ワインは近年にない出来」
近年とはここ数年間、と解釈すると、後述する2年前、1997年の「まろやかで濃厚。近年まれにみるワインの出来で過去10年間でトップクラス」にはない出来と解釈できなくもないです。よってこの順位です。
第13位:1997年
キャチコピー:「まろやかで濃厚。近年まれにみるワインの出来で過去10年間でトップクラス」
トップクラスであって、トップではない。また「ここ10年で最もいい出来栄え」と称される2001年(10位)と評価対象期間が被っている&時系列的に2001年の方が後である事を鑑みて2001年>1996年>1997年としました。96年と97年はほぼ差はないような気がします。
第14位:1995年
キャチコピー:「ここ数年で一番出来が良い」
限定的ですが、上位陣でも95年の出来と比較している記述もあるので(2002年の9位)、出来は良いのでしょう。
第15位:1998年
キャチコピー:「例年のようにおいしく、フレッシュな口当たり」
その例年が過去稀にみる美味しさ的な評価なんですが。。
第16位:1985年
キャチコピー:「近年にない上物」
1985年以降のキャッチフレーズが見当たりませんでした。よって序列付けができそうな年代の中では最下位、となりました。
判定不能(選外)
以下の年については味のみが語られている為材料に乏しく、判定不能としました。こんだけ多いと、同じこと言ってもばれなさそうです。
1983年「これまでで一番強くかつ攻撃的な味」
1992年「過去2年のものよりフルーティーで、軽い」
2000年「今世紀最後の新酒ワインは色鮮やか、甘みがある味」
2004年「香りが強く中々の出来栄え」
2007年「柔らかく果実味豊かで上質な味わい」
2008年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
2012年「史上最悪の不作だが品質は良く健全。糖度と酸度のバランスが良く軽やか」
2013年「みずみずしさが感じられる素晴らしい品質」
2014年「太陽に恵まれ、グラスに注ぐとラズベリーのような香りがあふれる、果実味豊かな味わい」
2016年「エレガントで酸味と果実味のバランスがとれた上品な味わい」
2017年「豊満で朗らか、絹のようにしなやか。しかもフレッシュで輝かしい」
2019年 有望だが、生産者のテクニックが重要な年
まとめ
・2019年度のボジョレー・ヌーボー解禁日は11月21日でした!
・評価の高いTOP 3 (ノープランナー調べ)は
第1位:2011年
第2位:2003年
第3位:2005年
・2019年の日本向けのキャッチフレーズはまだ発表されていない?仏 ボジョレーワイン委員会のプレスでは
"有望だが、生産者のテクニックが重要な年"
と分かるような、分からないような評価がされている。
過去と未来を比較することに無理はありますが、新しければ高評価、というわけではない事、また書いていてなんか頭の体操になりました。。
ブログ主はビール派で、ワインはポートワインしか飲まず、ボジョレー・ヌーボーは飲んだことが無いで、いつか飲んでみたいと思います。
出典:
2019年は買うべき?!ボジョレーヌーボー評価がわかるキャッチコピーまとめ | NATULINK
ボジョレー・ヌーボー、2018年の出来映え・評価は? 今年は「珠玉のヴィンテージとして歴史に刻まれる」!?
ボジョレーヌーボーの評価が面白すぎる!近年のキャッチコピーのまとめ! | 豆知識PRESS
https://sirabee.com/2015/11/17/61826/
ボジョレー・ヌーボーとは (ボジョレーヌーボーとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
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