1円抜きとは?株の話ですよ!
皆さまこんにちは。
今回は初心者トレーダーが現実逃避をした結果、現実的にはあり得ないけど、できたらいいなぁと思った株の勝ち方とその破壊力について空想を膨らましていきたいと思います。
株取引には、【1円抜き】というテクニック、都市伝説がまことしやかに語られております。
方法は簡単です。買値より1円高い値段で売るだけです。
言葉で表すと簡単そうですが、結論から申し上げますと、1円抜きをコンスタントに続けることはかなり難しいです。理由は色々ありますが、
・1円上がったところで指値売注文を行ってもまず約定しない。
これに尽きると思います。
指値注文と成り行き注文とは:
株は買う人と売る人が株の交換を行うことで取引が成立しています。
買いたい人と売りたい人の気配をどうやって知ればよいか、板と歩み値を見ればヒントは分かります。先日板と歩み値については説明しました。
いくらいま、10,000万株を100円で売りたいんや!と注文を入れても、同じ条件で買いたいねん!という人が現れないといつまーーでも約定しません。
また、取引のシステム上指値は注文を入れてもすぐにマッチングされるわけでもなく、
先に指値注文を行った人がいれば、順番待たなければなりません。
成り行き売り/買いは成り行き任せなので、すぐに約定します。
成り行き注文のデメリット
買い売りが活発、つまり出来高が多ければまだチャンスはあると思いますが、それだけ値幅を限定させて指値注文を約定させるのは難しいです。低位株は一部を除き出来高が低く、売買が活動的とは言い難いです。
ドンピシャリで1円高値で指値買い/売りを行い続けることが出来るのであればみんな稼げるはずです。
非常に難しい、現実的でないできない、といったら話が終わってしまうので、±1円で簡単に指さる体で進めたいと思います。。
例えば、30円 100株を買い、31円になったら100株売る。
100円の利益です(約定手数料税金除く)。
100円じゃ今のご時世ガチャポンすらできません。切ないですね。格差社会ですね(??)
ではもし200万円の資本金をもっていたとします。急に資金が跳ね上がりました!
でも200万円という数字は投資する額として違和感は無いと思います(むしろ5まんえ、)
1株30円だとしたら、66,600株買えます。こんなのが歩み値に買いでポンと出たらちょっと心躍ります。大口様やーって。
でも実際これ位の金で殴り合ってるトレーダー様は沢山いらっしゃいます。。。
話を元に戻します。では66,600株を31円で全部売った利益はどうなるでしょうか。
答えは66,000円です。5万円をいくらまで増やせるか、という趣旨でブログを行っている人間は立つ瀬が無い稼ぎっぷりです。
100円と66,000円。。。同じ1円の利益でもここまで違うのです!(どや)
投資は元手が多ければ多いほどリターンがおいしいと言いますが、この差は歴然です。
では市場が開いている前場/後場の5時間中、200万円を元手に100円以下の低位株で1度だけ1円抜きを毎日行い続けた場合、年間利益でどれくらいの期待値があるのか計算してみました。ついでですので、5万円元手も比較してみました。
低位株と言っても7円から100円まで値幅がるので条件として中央値である50円を買値を基準とします。また、利益分は投資分に含めません。そうすると計算がややこしくなるからです!
取引ができる平日のみを稼働日数としています。
あと少しで1,000万円プレーヤーです。てうか含み益を投資に回せば余裕で越えますよね。
一方、1円抜きでコンスタントに稼げたとしても、5万円元手ではギリギリ20万円に到達しない利益です。あくまで元手の5万円しか投資をしない、という条件ですが。。
それでも十分凄いですが、200万円元手の破壊力がすさまじくて、、いかに札束を沢山用意して殴り倒すのかが大事だなぁと実感した次第です。
結局何が言いたいかというと
・1円抜きをコンスタントに行う事は現実的に厳しい。
・札束は正義。リターンを考えるのであれば元手は多いに越したことはない。
・変な事を考えるな、という自分への戒め
ということです。
個人的には2円上げの成り行き売りならできるのでは、、、と思います。
ただ値幅が狭い100円以下の低位株で毎日2円上げ利確って、低位株一同から、無茶なこと言うな!ってブーイングされそうな考えですね。。