投資知識ゼロからの5万円株式投資

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たった1枚で〇千万円!?資産にもなるカードとは!?

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皆様こんにちは


先日触れたマジックザギャザリングについて書いていたらかつての情熱が少しばかり蘇ったので、カードの価値についてつらつらと書いてみたいと思います。

 

5manyendekabu.hateblo.jp

 

 

 

 

トレーディングカード(TCG)は資産価値になることもあります。

 

とりわけ、世界大会に入賞した際の賞品となった限定カード、や一部イベント入場者や関係者のみに配られたカード、イラストレーター直筆サイン入りカード、エラーカード等々はその希少性から価値が高まる傾向にあるのが一般的です。



先日小話で書いたマジックザギャザリング(MTG)でも上記の条件に当てはまる資産価値になるカードは多いです。


でもまあ普通そんな限定カードなんか持ってない、多くのプレーヤーはそうかもしれません。

他方で、MTGが特異とされるのは高価なカードの多くは一般流通していたものだということです。つまり、誰でも買えたのです。

そんな一般流通していたカードで最高価格がついているものはこれではないでしょうか(先日書いた)。

 

 

ブラックロータス(Black Lotus)

 

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はい、ブラックロータス(Black Lotus)です。そもそもパワー9と称される9種類のカードの内の1枚ですが、その破格の性能と流通枚数の少なさ、デザインの美しさから資産価値が非常に高いカードといえます。

 

 



このカードを巡って、コレクター殺人事件がおきたり、パワー9を始めとする高額カード偽造、製造販売していた犯罪者集団が摘発されたりするほどのいわくつきの超絶スーパーハイパーウルトラミラクルレアカードです。



上述したパワー9のカードはシリーズや言語にもよりますがどれもうん十万円から数百万円する価値がありますが、ブラックロータスはその中でも飛びぬけて価値が高いです。

 

 

なぜこのカードが超絶スーパーハイパー(略)なのか

 

ブラックロータスは全てのMTGの始まりである1993年に発売された



リミテッドエディション
1.アルファ 【Limited Edition Alpha/LEA】
(1993年8月発売/全295種類)

2.ベータ 【Limited Edition Beta/LEB】
(1993年10月発売/全302種類)

及び

3.アンリミテッド 【Unlimited Edition/2ED】
(1993年11月発売/全302種類)

30年近い歴史の中でわずか3シリーズにしかラインナップされておらず、現在に至るまで再録(復刻)もされていません。そして公式も再録しない、と明言しています。



MTGがまず流行ったのは当然ながら発売元のアメリカでした。当時、販売量を少なく見積もっていた販売元のウィザーズ・オブ・ザ・コースト社(Wizards of the Coast LLC)ですが、第一刷であるアルファは、6か月で100万枚の販売計画を立てていたのに対し、わずか6週間で売り切れるほどの大成功を収めました。



プレイヤーは当然ながら買ったブースターパックをどんどんどんどん開封し、カードをスリーブに入れることも、飾るのではなく、バンバンガンガンガシガシ対戦で使っていた背景からカードはボロボロになり、役目を果たしたカードは捨てられていきました。



買って開封しないなんて遊ぶために買ったプレイヤーにとっては意味不明ですし、カードゲームなんだからがっつり遊ぶのは当然のことです。(蛇足ですが、そのガードが入っていたパッケージや箱だけでも現在高値で売買されています)



その後、1995年ごろより遅れて日本でも本格的にMTGが流行ったわけですが、世界中でのTCG大流行の折、コレクションとしての観点からカードの扱いと価値そのものも見直されるようになり、ブラックロータスの価値もどんどん上昇していきました。



現存するアルファ版ブラックロータスなんかは新品同様であれば数千万(そもそも時価なので大枚はたいてもホルダーは手放さない)、興味の無い人ならボロボロの紙屑状態としか認識しないものですらも百万でも買い手がつくレベルのカードです。eBayなんかで【Black Lotus】と入力していただければその取引価格に驚かれると思います。



と、ふと気になり【Black Lotus Alpha】と調べてみましたがeBayで4,400万円台で数点ですが出品がありました。。多分売る気はない見せびらかし価格だと思いますが、コレクターは金持ちが多いので落札される可能性もあります。

 

gigazine.net



【Black Lotus Beta】だとちらほら出品があり、鑑定付きの状態の良いもので950万円を頂点に550万円台、200万円と複数の出品がありました。。



アンリミテッド版ではeBayで鑑定品で状態が良いものが400万円、以降百万円台と続き、50~70万位の出品もあります。



その昔、アンリミテッド版なら買えるかもと、ブログ主は狙っていたのですが、最終的にトーンダウンして買うのは止めました。

カード1枚で70万円ってどう考えてもおかしいのですが、アルファ/ベータ版の相場を見てしまっているので、お手頃価格に感じてしまっていたのです。頭が完全マヒしていました。今考えると資産価値として1枚持っていても良かった気もしますが。。



因みにアルファ版ブラックロータスの発行枚数は1,100枚、3つのエディション合わせて2万枚程刷られている、とのことですが、既に発売から30年近く経っており、その多くは使い古されていて現存していない、状態の良いカードは一部のお金持ちコレクターに囲われて市場には殆ど出ないのでは、との見方が一般的です。結果そのカードの価値を高めており既に美術品のレベルにまで地位を高めています。

 

 

開封のブースター/スターターデッキも美術品並みの価値がある

 

 

トレーディングカードゲームに馴染みのない方向けに説明すると、ブースターパックは手持ちのデッキ(対戦用にそろえたカード一式)をより強くさせる為の拡張用のパックになり、MTGは大体8枚から15枚入りです。大体というのは、シリーズによってばらつきがあり、中には8枚入りと書いてあるのに少ない・多いなどのエラーパックも存在する為です。



スターターデッキは60枚入りのすぐに対戦ができるセット(デッキ)が封入されているルールブック付きのパックです。名称や封入枚数は時代やシリーズによって異なるので一概には言えませんが、トーナメントパック、基本セット、等色々あるようです。


ブースターとスターターという概念は他のTCGでも大体同じかと思います。

さて、未開封のアルファスターター/ブースターデッキなんてものもそれはもうめちゃくちゃ価値があり、アルファブースターを開封するとなれば、正にお祭り、お金払ってでも見たい、というファンがいるほどの、集客性の高いイベントになる、そんな世界です。例えるのであれば超希少ビンテージワインの開栓&テイスティングイベントに近いのではないでしょうか。

YouTubeでもアルファを始めとする高額パックの開封動画は人気があり再生数も高いです。


例の如くeBayで出品状態を見てみると、鑑定付きのもので未開封のアルファ版ブースターパックは600万円台で3点、スターターデッキは同じく600万円台で1点のみ出品されていました。。

ベータ版のブースターパックであればeBayでみると150万円で1点のみ出品されていました。

アンリミテッド版は現在だと1点、英語版鑑定付きの超美品が(10点満点中の10点)100万円と大変お買い求めやすくなっております(?)

100万円で買って、開封!見事ブラックロータスを引き当てる事が出来れば400万円の価値に早変わりします(無理!)

言語によって値段は大きく変わりますが、英語版が最も高い値がつく傾向があります。

 

日本のオークションサイトに流通は無いのか

 

ヤフオクをみてみると、2020年2月末時点で、ブラックロータスは5枚出品されています。1枚はなんとベータ!他はアンリミテッド版です。

ブースター/スターターパックで調べてみると、出品無しでした。

アンリミテッド版であればブースターパックやスターターデッキも2018~19年頃はちらほら見かけましたが、2020年現在、パワー9を始めとするシングルカードの出品はあれど、未開封のパックは見つかりません。今後価値は上がっていくと思われます。

アルファ版なんてシングルカードが関の山でそもそも見た事がすらありません。

 

その他実店舗やネット通販で入手は可能?

 

極少量流通したりしています。前回記事で触れた650万円でアルファ版ブラックロータスを購入された方は実店舗で購入されておりますし(店舗が誤ってベータを渡していることに気付き、Twitter上で祭りに、結果ちょっとした事件になりました)、その他ネット通販でも入荷したりしているのでシングルカードであれば購入のチャンスはあるかもしれません。



開封パックとなるとネット上で見る事はほとんどなく、あっても不定期です。カード店に惜しげも無く通い、お店の人と懇意になり情報共有して融通してもらうぐらいしか機会はないかと思います。

 

 

高額カードは偽物が横行!購入するなら鑑定済みの品を

 

 

上述したパワー9のコピーを偽造し販売していた事件や、他にも偽物つかまされた、という事例はネット上で数多く見つかります。よって購入の際には鑑定品を選ぶべきです。

 

鑑定会社で有名なのはPSAとBeckettですが、鑑定品はハードケースに入っているので一目瞭然です。両社の判定基準やその信頼性など深く書き出すと1記事書けるので、あくまで、高額カードを購入する際は鑑定品が無難、ということだけここでは留めておきます。

 

 

タイムスリップして買いたい

 

ブログ主がプレイしていた当時、よく通った個人経営のカード屋さんでアンリミテッドであれば、数千円でブースターパックが売っていました。ベータはさすがにその価格では無理ですが、それでも数万円で買えた気がします。



自分の先見の明のなさにがっかりです。アンリミテッド、2パックぐらい買っとけばよかった。。(ホームランドやアイスエイジを始めとするやっすいシリーズばかり買い漁ってました)

 

 

ブラックロータスの逸話を動画や外部サイトでピックアップ

 

 

たかが1枚のカードにこれほどまでの値がつく。そうなると色んな事件や祭りがあるわけです。私の知る限りですが、その一部をピックアップしてみました。MTGを知らない方でも楽しめるかと。。



①ベータブースター開封動画でとんでもないカードを引き当てちゃったやつ

www.youtube.com

タイトルでネタバレですが、3:19からが見ものです。。

 

②アルファスターターでとんでもないカードを引き当てたやつ

www.youtube.com

 

これもタイトルでネタバレですが8:17からです。そもそもその1枚前のカード(Tropical Island)も超激レアですが。。①と同じ動画主さんです。入手困難かつうん百万円するアルファスターターをこうも簡単に開封しちゃうなんて。。

 


③子供がアルファブースターを開封しちゃったとその界隈では祭りになったYahoo!知恵袋の相談(2014年当時)



ベータのスターターは国外のオークションなどを利用すれば60万円前後で入手できます。それなりに出回っているのでこちらはそれほど苦労なく入手できると思いますが、偽物が非常に多いので信頼できる販売店や鑑定会社に必ず相談し可能なら仲介してもらいましょう。



アルファのブースターは3~4年前なら100~200万円で入手できたのですが、2014年現在では現存するほぼ全てがコレクターに抑えられ高騰を続けています。

近年では2013年に1件だけ600万円で取引があったようですが、コレクターの友人同士の直接取引きでいわゆるお友達価格だそうで、実際の相場はそれよりも一回りか二回り高く1000万円程度と予想されます。



入手しようとする場合このあたりの価格が交渉のスタート値になりますが、本物のコレクターに本物の富豪が相手になりますのでかなり余裕をもって資金を用意しないと難しいでしょうね。
games.yahoo.co.jp



MTGを知らない出品者が断捨離の為に息子のカードを出品したが・・・

nlab.itmedia.co.jp



子供が開封とか当時祭りになったことを覚えていますが、釣りだろ、有り得ない、という意見が多かった気がします。本当だったとしたら、資産家でもない限りどうしようないレベルです。

 

 

さいごに

 

もしかしたら皆様の中にもMTGに限らず、価値のあるカードを持っている方もいるかもしれません、日本で言えばビックリマンシールとかその典型かと思います。TCGで言えば特に、初期のポケモンカードゲームであったり、遊戯王カードは結構な値がついていたりします。

MTGをプレイしていた方、アルファ版のカードが紛れ込んでいるかもしれません。コモン・アンコモンですらも数万円の価値があったりするので、一度見直してGoogle先生に聞いてみるのも面白いかもしれません。

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